どうも、管理人です。

九州北部ではかなりの大雨に見舞われました。

昨日、会社から帰ろうとすると、

家から電話が掛かってきて、途中の道が土砂崩れや、冠水をしていて、

家まで帰れないと連絡が有りました。

家自体は運良く、何事も無かったみたいです。

そこで、急遽、家とは逆方向の少し都市部に行って

ビジネスホテルに宿泊しました。

市単位で避難勧告となっている中、運良く部屋が空いていました。

県外から仕事等で来ていた人も、高速道路や道路の通行止めで

宿泊を余儀なくされていた様です。（電車も運休していました）

行った時点では少し歩きにくい程度に水溜りが有る程度だったのですが、

朝５時頃、猛烈な雨の音に起こされて、窓から街を見ると・・。

・・は？？

街の明かりが照らす光から見えるものは

水たまりの様なものでした。しかも街全体・・。

今、目の前に有る現実を認めたくなくて、

とりあえず１階に降りてみる事に・・。

１階には車を駐車していました。

エレベータを使おうとすると、故障中の表示がいつの間にか貼ってありました。

階段を使って１階まで降りると、階段の扉付近が既に浸水していて、

フロントに行くと、足元まで水が入ってきていました。

そして、車の様子を見ようと外に出ると・・。

そこは川でしたｗ

ホテルの入り口は階段だったのですが、階段が濁水でもう見えませんｗ

慎重に階段を降りて、道路だった場所まで行くと、水が膝の高さまで有りました。

車の場所までなんとか歩いていくと、ナンバーが見えない位になっています・・。

雨はまだ激しくて、これから更に水位が増しそう・・。

自分が車が停めていた場所は少し傾斜になっていて、

もう少し下げれば少し安全そうでしたので、車を下げようと思い、

キーレスのボタンを押します・・。

車はまだ反応してくれました。

浸水して重たいドアを開けて中に入ると・・。

シートのスグ下まで浸水していました。

車内の物がプカプカと浮いていますｗ

まだ水位が低めだったこの時に出発した方が良かったのですが、

なにせまだ暗くて水位を確認できないのが怖くて、明るくなるのを待ちました。

もう少ししたら水位が低くなるかもしれないとも思いました・・。

この時は2m程バックして、車の位置を少し上げました。

しかし、実際明るくなると、さらに水位が５センチは上がってしまい、

もはや身動きが取れないと思いました・・。

水の高さは膝の上まで来てしまっている・・。

そういえばこういうゲームが有ったな・・。

水没していく都市から脱出する「絶対絶命都市」というゲーム・・。

頭には、こんな時にそのゲームの事がよぎりましたｗ

しかし、夜が開けても雨は勢いを増す一方・・。

このまま待っていても更に水位を増して本当にどうしようも無くなる・・。

部屋に戻って窓を眺めながら考えていると・・。

この水位の中を走ってくる車が見えました。

しかも同じ様な車種の車・・。

もしかしたらギリギリ走れるのかもしれない・・。

車も多分、走らずに駄目になるよりも、走って駄目になる方が

いいかもしれない・・。という、今となってはかなり無鉄砲な理由で

ここから脱出をする事を決意をしました。

一か八かの掛け。

チェックアウトをしようとフロントへ行くと、

沢山の人が唖然として外を眺めていました。

そんな中、一人チェックアウトして車に乗り込み、エンジンをスタート。

水位的にはかなり際どかったと思うのですが、車は動いてくれました。

そしてゆっくりと進み、前に何が有るか解らない中、進みます。

なんか船運転してるみたいｗ

この時、ドライブレコーダの映像が取れていると思っていたのですが、

残念ながらメモリが満タンで録画ができていませんでした・・。

ホテルを出て隣の大通りに出ると、水位がタイヤの位置位まで

下がりました。

これならいける！

途中、何度か冠水の看板や、おまわりさんに止められて

迂回する必要が有りましたが、数十分後、この地域から抜け出すことが出来ました。

そして、そのまま何事も無かったかの様に会社に出勤しましたｗｗ

写真の地域ではこの状態だったのですが、他の地域はただ雨が強かっただけで

水は溜まっていなかったんです・・。

後で知ったのですが、この地域は水が溜まりやすかったのだとか・・。

宿泊する場所の選定を誤りました・・。

車と自分的には災難だったのですが、人生で何回も経験出来ないような事を

今日は出来たのかな？と思います。

ただ、他の地域でも土砂崩れや、浸水により多くの被害が出ていたようです。

そして亡くなられた方もいます・・。

被害に遭われた方の早期の回復と、

また亡くなられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げたいと思います。

今回、自分も実際被害に遭って、自然災害の恐ろしさを目の当たりにしました。

こうやってただ生活が出来るということが、どれだけ有り難い事か解りました。

ただただ、本当に、生きてるだけで丸儲けです。

そして、家に帰って、景虎くんと２日ぶりの再開。

景虎くん、玄関でずっと待っていてくれました。
（ただ居ただけかもしれませんがｗ）

ごめんね。昨日は帰れなかったよ。

かつお節も２日分・・とはいきません。